変幻自在! 川島郭志 vs セシリオ・エスピノ

かつての日本BOXING史上において、川島郭志選手ほど以上に、卓越したディフェンス技術を持った日本人選手が居ただろうか・・・。

確かに、ディフェンスが巧い日本人選手と言えば、井岡一翔選手や井上尚弥選手も居ますが、しかし、多少の差でも、川島郭志元・チャンピオンに勝る防御技術を有した選手は居ないのではなかろうか?と言えるでしょう。

川島郭志 セシリオ・エスピノ

その川島選手の5度目の防衛戦。
WBC世界ジュニアバンタム級タイトルマッチ
セシリオ・エスピノ戦。

エスピノ選手はメキシコのファイター
技巧的にはそれほどの巧さは備えていないと言われたものの、前へ出てくる手数の多いファイタータイプでKO率も高い選手でした。

川島選手にとって、高みを目指していく為には乗り越えなければならない大一番と言われました。が、しかし、終わってみれば川島選手の巧さばかりが際立ったテクニック戦でした。

まるで、エスピノ選手にボクシングをレッスンしているかの様な試合。一部、スポーツ雑誌には、変幻自在とまで称されました。
その華麗なるディフェンステクニックを観ている人が堪能するかの様な華麗なる試合。






<<参考記事・WBSSバンタム級決勝 井上尚弥vsノニト・ドネア 中盤>>

両国国技館にて、WBC世界ジュニアバンタム級タイトルマッチ。川島郭志選手の5度目の防衛戦を紹介します。








この記事へのコメント

skill
2023年02月25日 12:36
エスピノ戦は防衛戦の中では出色の出来でしたよね。世界1位の強打を完封しましたよね。
ただ、後になると結構突っ込みどころもあります。
エスピノは前哨戦で無名相手にダウン喰ってコケても謎の1位維持。指名挑戦者としては疑問符がつく。
脆さもある相手なので、集中力切れた中~終盤に集中打でKOまで持っていけそうな場面もありますよね。判定までいったのはそれが眼疾の影響なのか、脆さも自覚してか分かりませんが。
この後一戦挟んで再び指名試合のペニャロサ戦。そんなに急がなくてもと思いましたが。
テレビ朝日の放送時間短縮と相まって何か「ひょっとしたら先は短いのかな」と少し寂しい雰囲気もありましたね。実際1年経たずに陥落してしまい嫌な予感が現実になってしまいました。
サウスポーの利点を最大に生かしたボクシングは今でも「サウスポーの鏡」ですよね。解説をまた聴きたいです。