これがギジェルモ・リゴンドーの全貌か・・・？

ギジェルモ・リゴンドーという一人のボクサーが居ます。
キューバ人で、アテネオリンピックで金メダルを獲ったオリンピッカーです。

バンタム級とスーパーバンタム級とで、世界王座にも複数階級で就いた事がある選手です。



しかし・・・

このリゴンドーに関しては非常に賛否両論が激しい選手です。
既に年齢は４０歳を越えており、選手寿命もそぅ今後長くはないでしょう。

身長は160cm程度と低い方で、そして、典型的なアウトボクサーと言って良いでしょう。
試合ぶりは？・・・というと、実に面白くない試合をすると評されており、当方もその試合ぶりを視ていて、そもそも倒そうというつもりは無い？かの様な試合をします。
足を使って巧みに回りますが、攻撃の起点を作らんとする為に廻っているのでは必ずしもなく、不用意に相手のパンチをとにかく貰わない様にする為に、常に廻っているかの様な動きで、何よりも、距離を絶対的に保とうとして、距離の支配者的イメージも強いです。

ディフェンスは抜群にうまく、ウィービング、ダッキングは完璧というほど抜群です。

とにかく、攻撃的に相手を攻め落とす！という印象とは真逆に近い様な動きで、ポイントアウトするには絶好な戦い方でしょうが、試合によってはまるで攻撃しようという様子も見せないケースもあるので、ボクシング通には人気は薄いですね。
むしろ、視ていてつまらないからイライラするケースも少なくないです。
例えば、対ジョンリル・カシメロ（比）戦など、相手によってはその試合運びにて、12ラウンド通じてろくに攻撃を見せない、ほとんどジャブだけというケースもあり、不評のまま敗北した試合も見掛けました。

ここに紹介する、vsノニト・ドネア選手との一戦が、割とまともな方だったんじゃないか？と思える試合で、これが、リゴンドーの絶頂状態？と言っても良さそうな一戦です。

世界の頂点を獲った事のあると言っても、中にはこういう選手も居るよ？という、賛否の激しい１ケースの紹介です。